本報告書は、当財団が1992年より実施している「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」の2022年の調査結果をまとめたものです。本年度も、より多くの方々へ環境問題の有識者による地球環境に関する現状認識をお伝えしたいと存じます。
2022年の環境アンケートの回答期間の4月、5月は、昨年に引き続き新型コロナウィルス感染症( COVID-19)が世界的に流行している状態でした。さらに、2月24日にはロシアによるウクライナ侵攻が始まり、世界の人々の世の中への不安が高まっている時期でした。郵便事情も悪いところが多く、回答数の減少が懸念されましたが、最終的には1,876 件の回答が得られ(2021 年は1,893 件)、昨年とほぼ同数となりました。感染症や戦争などで大変な時期に、世界のほとんどの地域の人々がアンケートに参加してくださったことにお礼を申し上げるとともに、今年も御報告が出来ることを嬉しく思います。
今年は環境危機時計®の時刻(環境危機時刻)が9時35分になりました。2018年に9時47分で時刻が最も進み、2019年に9時46分、2020年に9時47分と3年連続で高い危機意識を示す結果となっていました。2021年には5分針が戻り、2022年にはさらに7分針が戻りました。昨年は世界的に多くの地域で時刻が戻りましたが、今年は太平洋に面したアジア、オセアニアでは時刻が戻り、北米、アフリカ、中東、東欧・旧ソ連では時刻が進むという二極化が見られました。この結果には現在の世界の地政学的な要因が影響しているようにも思えます。
また、2020年、2021 年と「日本人の環境危機意識調査」を実施しましたが、本年は「生活者の環境危機意識調査」として日本を含む世界25か国で実施しました。結果は弊財団のウェブサイトで公開いたしますので、世界の環境問題に関する有識者を対象とした本調査結果と比較してみてください。
多くの方からの回答とともに、有意義なご意見やコメントも多数頂きました。
今年も、各国の回答者のコメントは「アンケート自由記述検索」から閲覧できますので、環境問題に関する有識者の生の声をぜひご覧ください。
われわれは、本環境アンケートを通じて環境問題に関わる人のみならず、より多くの方々に環境への関心を持って頂くことにより、地球環境問題の解決に微力ながら貢献することを切に願っております。今後とも皆様方からの貴重なご助言・ご指導を賜りますよう何とぞよろしくお願い申し上げます。
2022年の環境アンケートの回答期間の4月、5月は、昨年に引き続き新型コロナウィルス感染症( COVID-19)が世界的に流行している状態でした。さらに、2月24日にはロシアによるウクライナ侵攻が始まり、世界の人々の世の中への不安が高まっている時期でした。郵便事情も悪いところが多く、回答数の減少が懸念されましたが、最終的には1,876 件の回答が得られ(2021 年は1,893 件)、昨年とほぼ同数となりました。感染症や戦争などで大変な時期に、世界のほとんどの地域の人々がアンケートに参加してくださったことにお礼を申し上げるとともに、今年も御報告が出来ることを嬉しく思います。
今年は環境危機時計®の時刻(環境危機時刻)が9時35分になりました。2018年に9時47分で時刻が最も進み、2019年に9時46分、2020年に9時47分と3年連続で高い危機意識を示す結果となっていました。2021年には5分針が戻り、2022年にはさらに7分針が戻りました。昨年は世界的に多くの地域で時刻が戻りましたが、今年は太平洋に面したアジア、オセアニアでは時刻が戻り、北米、アフリカ、中東、東欧・旧ソ連では時刻が進むという二極化が見られました。この結果には現在の世界の地政学的な要因が影響しているようにも思えます。
また、2020年、2021 年と「日本人の環境危機意識調査」を実施しましたが、本年は「生活者の環境危機意識調査」として日本を含む世界25か国で実施しました。結果は弊財団のウェブサイトで公開いたしますので、世界の環境問題に関する有識者を対象とした本調査結果と比較してみてください。
多くの方からの回答とともに、有意義なご意見やコメントも多数頂きました。
今年も、各国の回答者のコメントは「アンケート自由記述検索」から閲覧できますので、環境問題に関する有識者の生の声をぜひご覧ください。
われわれは、本環境アンケートを通じて環境問題に関わる人のみならず、より多くの方々に環境への関心を持って頂くことにより、地球環境問題の解決に微力ながら貢献することを切に願っております。今後とも皆様方からの貴重なご助言・ご指導を賜りますよう何とぞよろしくお願い申し上げます。
2022年9月
公益財団法人 旭硝子財団
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